ブログやサイト運営で必ず作業するべき事柄の一つ。
それは、画像に「タイトル」「キャプション」「代替テキスト」「説明」に文章を登録することです。
画像に限らず、メディアすべてにつけるべきです。
この作業においての対象者は、ブログやサイトを多くの人に見てもらいたい人向けです。
画像にタイトルなどをつける必要がある理由は、主に以下の5つです。
画像のタイトルをつける必要がある理由
その1:検索エンジン最適化(SEO)
画像タイトルに適切なキーワードを含めることで、検索エンジンで画像がヒットしやすくなります。
たとえば、Google検索には「画像」という検索方法があります。
この「画像」検索のキーワードによって、画像のタイトル、キャプション、代替テキストのキーワードと一致して結果に表示されるので、集客をメインにブログ・サイト運営している人はするべき作業といえます。
また、GoogleカメラレンズのようなAIによる画像判定でも関わることがありますので、今まで画像管理を放置していた人は今すぐタイトルなどの変更作業をおすすめします。
その2: 画像管理がしやすくなる
画像タイトルに意味のある名前をつけることで、後から目的の画像を見つけやすくなります。
WordPressのメディアライブラリには検索機能がありますので、メディアが多くなった時に便利です。
タイトル以外でも検索がヒットします。
その3:アクセシビリティの向上
目に不自由がある人は、視覚障害者用のスクリーンリーダーを使用して、代替テキストを読み上げて画像の内容を理解します。
すべての人が記事を理解できるクオリティの高いコンテンツを提供することは集客力に繋がりますので、コンテンツに丁寧な名称・説明を登録することは重要です。
スクリーンリーダーは、視覚障害者がコンピュータやスマートフォンなどの画面情報を音声や点字で読み上げるソフトウェアです。目では理解できない代わりに音声や点字で情報を得るため、必要視覚障害者には不可欠なツールです。
その4:セキュリティの向上
意味のないタイトルよりも、意味のあるタイトルの方が推測されにくいため、セキュリティの向上に繋がります。特に、英語で管理する場合は意味のないタイトルに気をつけてください。
意味のないタイトルとは例として、以下を挙げます。
例えば、「password.docx」というタイトルであれば、そのファイルにはパスワード情報が含まれていることが推測できます。一方、「important_documents.docx」というタイトルであれば、そのファイルには重要な書類が含まれていることが推測できますが、具体的な内容は推測できません。
また、「IMG_1234.png」のようなデフォルト名や「123456789.png」のような全く意味のない名称の場合、デタラメな画像検索からアクセスされて、攻撃者からの標的になりやすいです。
意味のあるタイトルをつけることは、セキュリティ向上につながります。
その5:ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上
画像タイトルに適切な名前をつけることで、ユーザーが画像の内容を理解しやすくなります。
セキュリティの向上との関連性が高いので、意味のある名前をつけるだけでセキュリティも高まります。
具体的なタイトルなどの付け方
正しいタイトルをつけることで得られるメリットは学べましたが、具体的にどのようなタイトルを付ければ良いのかは以下が参考になります。
上記については「タイトル」の話です。
「キャプション」「代替テキスト付け」「説明」の部分は日本語の文章で説明を書きます。
この中で最も重要な項目は「代替テキスト付け」です。
「代替テキスト付け」はSEO(検索)とアクセシビリティ両方に影響があります。
各項目の影響については以下の表を参考ください。
項目 | 役割 | 表示場所 | SEO | アクセシビリティ |
---|---|---|---|---|
タイトル | ファイルの識別 | メディアライブラリ、URL | 影響あり | 影響なし |
キャプション | 画像の説明 | 画像下 | 影響あり | 影響なし |
代替テキスト | 画像の代替説明 | 画像が表示されない場合 | 影響あり | 影響あり |
説明 | 画像の詳細情報 | メディアライブラリ | 影響なし | 影響なし |
まとめ
WordPressで画像のタイトルをつけることは、SEO、画像管理、アクセシビリティ、セキュリティ、ユーザーエクスペリエンス(UX)でメリットがあります。
コンテンツが多くなるほどメディア管理の作業が増えてしまいますが、日頃から整理整頓しておくと集客に繋がりますので、今まで放置していた人は今日からタイトルなどの設定作業をおすすめします。