2023年7月7日にCGアニメ映画・バイオハザード デスアイランドの劇場公開がはじまりました。
私は初日の朝から観に行きましたが、バイオハザードシリーズ好きにとっては見どころ満載なシーンが多くあり、とても楽しめました。
この記事では、デスアイランドのキャラクターの見どころと、少しだけ中身の解説をまとめています。
はっきりとしたネタバレではありませんが、作品の展開について抵抗のある方は当記事の閲覧を控えてください。
\ CGドラマも好評! /
過去作とはどこまで繋がっているのか
キャラクターの見どころを紹介する前に、これまでのバイオハザードシリーズ作品とどこまで関わっているのかについて。
今回のデスアイランドでは、過去のCGアニメ映画と原作ゲームの両方を取り上げられています。
冒頭では、バイオハザード2(RE2)に関わるシーンがあり、その後に前回のCGアニメ映画・ヴェンデッタに関わるシーンが登場します。
更に、ジル・バレンタインが久しぶりに登場するということで、ジルをフォーカスした戦闘シーンが濃厚で、ジルに関わるゲーム作品の話も出ています。
そのため、少なくともジルが関わっているゲーム作品と前作のCG映画・ヴェンデッタについては予習しておくと楽しめます。
もちろん、他のナンバリングのゲーム作品も予習をしておくと更に楽しめます。
これまでの作品で登場した武器も出現します。
各キャラクターの見どころについて
これまでのバイオハザードシリーズのゲームで主人公を務めたレオン、クリス、ジル、クレア、レベッカについて、見どころを紹介します。
これまでのバイオハザードシリーズをしっかりプレイ・見た人にとっては「やっぱりそのようなシーンになっちゃうよね」と思うことがちらほら…
レオン・S・ケネディ
各キャラクターの中で一番最初に登場するのがレオンです。
レオンといえば、これまでの作品で
・仲間との行動よりも単独行動(ハニガンからサポートを受けながら行動)
・バイクに乗りながら戦闘
・過酷な状況でも名台詞
…といった印象がありますが、デスアイランドでもそのような演出があります。
中でも、今回のバイクシーンはこれまでの演出の中では激しい戦闘となっていて、バイク好きには一番見どころがあります。
※今回登場するバイクはKawasakiのNinja H2をアレンジしたデザインになっています。
このバイクは映画「トップガンマーヴェリック」でも登場しています。
また、ジルと協力して戦闘するシーンは珍しくて、一番新鮮に感じました。
こちらもたっぷり楽しめる時間になっていて、集中して見てほしい部分です。
終盤では、クリスとの協力でオリジナル武器での攻撃が魅力的です。
今回の名台詞も面白くてクスっときました。
クリス・レッドフィールド
クリスが最初に登場するのはジルが登場してからで、他のBSAA隊員達と一緒にジルと出会います。
原作のバイオハザード8では、BSAAがB.O.Wに手を出したことでクリスがBSAAを敵対視する話がありますが、今回のデスアイランドではBSAAがまだ正常な組織の状態で、クリスはBSAAに所属しています。
クリスはジルとの会話で過去の話をしましたが、クリスとジルに関係する原作ゲームを知っている人ならとても印象に残るシーンになります。
クリスの会話といえば、ある話題を深掘りしすぎると落ち着きがなくなったりキレたりするといった彼の特徴がありますが、ジルとの会話でも過去の話題によって落ち着きがない状況になりました。
しかし、バイオ5・6の頃と比べるとキレることなく落ち着いた表情になっていたので、また少し性格が変わったかなという感じでした。
前作CG映画のヴェンデッタでは主にマシンガンを使用していましたが、今回はハンドガンやロケットランチャー、レオンとの協力でオリジナル武器の使用の印象が強いです。
戦闘シーンについてはヴェンデッタと比べると少ないです。
今回は久しぶりにジルが登場したことで、ジルの戦闘を多めに入れたことが原因です。
とはいえ、終盤でクリスとジルだけが映ったシーンの時は初代バイオやバイオ5を思い出して「コンビと言えばこの二人だよね」と懐かしさや興奮が蘇りました。
ジル・バレンタイン
時系列でのジルの登場はデスアイランドが最新になります。
公式サイトのジルの紹介では、過去にt-ウィルス投与によって精神支配させられてクリスに救出された後、リハビリを経て部隊復帰したと説明がありますが、リハビリをしたとは感じさせられないくらい戦闘シーンでの動きが激しく、今作のデスアイランドでは一番見どころが多い人物です。
終盤で使用するオリジナル武器では、バイオハザードRE3の終盤に似ている部分がポイントです。
序盤ではクリスとの会話シーンが多いですが、中盤ではレオンとの協力、終盤では単独での戦闘シーンの印象が強いです。
おすすめのシーンは
・レオンと体の動きを停止
・オリジナル武器での攻撃
・終盤で敵に絡まれて危機状態
です。
「ジルのパートナーといえばクリスが定番」と思っている人にとって、レオンとの会話や協力プレイを見た時は新鮮に感じると思います。
また、ジルの危機的状況が何度も流れた際はバイオハザード5を思い出すと同時にヒヤッとすることが多くあります。
いずれにせよ、デスアイランドの見どころで一番注目してほしい人物はジルです。
クレア・レッドフィールド
バイオハザードRE2やこれまでのCG映画で登場した時と変わらない、そのままのクレアです。
これまでのCG映画で登場した時との違いは、銃アクションが増えています。
とはいえ、中盤以降では研究者を気遣ったり、レベッカと一緒にシステムの操作を行ったりとこれまでの作品と変わらないシーンが多くあり、彼女らしさがありました。
クリスとジルとの3人の会話では、ジルがクレアに対してある発言をしましたが、「クレアがラクーンシティのバイオテロから生き延びられた理由はこのことなんだな」と改めて実感しました。
今作のデスアイランドでは、レオンとの会話が殆どありません。
序盤でのクリスとジルとの行動、中盤での研究者との会話、終盤でのレベッカとの行動が見どころです。
レベッカ・チェンバース
前作のCG映画・ヴェンデッタでは、レベッカが危機状態になってしまうシーンがありますが、今回は全く異なり、仲間を助ける立場になります。
ワクチン開発とアドバイスをするシーンは変わりありません。
他のキャラクターと比べて出番は一番少ないですが、島へ上陸する時の危機状態がとても印象に残ります。
人物以外で面白かったシーンについて
バイオハザードの新作が発売・公開される度に、新型ウィルスか過去のウィルスの題材でストーリー展開されますが、今回のデスアイランドではウィルス自体は大きな特徴はありませんでしたが、”やり方”については今の時代に見合った設定で面白かったです。
クリスたちがあるシーンで襲われた際、映画を見ている私達にとっては「一体何が起こった???」としか想像つかない状況だったので混乱しました。
新規のB.O.Wも大きな特徴はありませんでしたが、定番のB.O.Wについては進化していて動きやすそう、そして人によっては進化前より可愛らしく見えます。
ある2人を襲っている時のシーンで「あっ、いつものあいつだ」と思った時は面白かったです。
とあるキャラクターが中盤になっても一言も話さなかったので、このキャラクターは最後まで話さないのか疑問に思いましたが、終盤では戦闘に迫力があって「強すぎる…」と意外な部分が見られて面白かったです。
終盤では、武器が次々と登場して、登場するほど大きくて協力な武器になるところが面白かったです。
オリジナル武器は2つあり、どちらも最後に登場します。
まとめ:一番見てほしいこと
今回のデスアイランドで一番注目してほしいことはジルです。
バイオハザード5以降、彼女の姿や情報がほとんど明かされていなかったので今作ではフォーカスされていて、戦闘シーンでは彼女の映りが一番長いです。
特に、戦闘直前の慎重な行動と緊迫のある状況を見た時は、こちらも息を呑んでしまい恐怖を感じます。
ジル以外の人物も見ていて面白いですが、全体を通すと今までのバイオハザードシリーズを沢山知っているほど楽しめる作品となっています。
少なくとも、以下の作品を予習すると必ず楽しめるようになっているのでオススメです。
\ CGドラマも好評! /